一つの建物に管理権原者が複数いる場合、建物全体をまとめる責任者が必要です。それが統括防火管理者です。
先生、『統括防火管理者』って、さっきの防火管理者と何が違うの?
名前が長くて混乱する!
ふふっ、いい質問ね。統括防火管理者は、一つの建物に管理する権原が複数に分かれているときに登場するのよ。
補足すると、高層建築物や地下街、大規模な複合用途の建物などが対象になりますね。
ふぇぇ、一つのビルにオーナーさんが何人もいるってことですかぁ?
そうなの。
テナントごとに管理権原者が違うと、防火管理がバラバラになりやすいでしょう。
だから建物全体をまとめる統括防火管理者を協議して定めるのよ。
なるほど!
要はチームごとにキャプテンがいて、その上に全体を仕切る総キャプテンを置くってこと?
うまいたとえね。
まさにその『総まとめ役』が統括防火管理者なの。
統括防火管理者は、建物全体についての消防計画を作成する、という点も押さえておきます。
ええ。
個々の防火管理者が各テナントを、統括が建物全体を見る、という役割分担ね。
確認クイズ
統括防火管理者を定める必要がある状況として最も適切なものはどれか。
- 管理権原が複数に分かれる高層建築物
- 一人の所有者が管理する小規模な住宅
- 消防署の庁舎
- 更地の駐車場
こたえを見る
正解: 1. 管理権原が複数に分かれる高層建築物
正解は1。統括防火管理者は管理権原が複数に分かれる高層建築物や地下街などで、建物全体の防火管理を統括するために定めます。