消火薬剤の規格 — 強化液・泡・粉末と着色

強化液はアルカリ性で凍りにくく、粉末は防湿処理と着色で区別。薬剤の規格を整理します。

編集・検証: 消防設備士乙6スタディ編集部 公式情報: 消防試験研究センター公式サイト 制作・検証方針

消火器の中身である消火薬剤にも、規格で細かい基準があります。強化液・泡・粉末それぞれの性質や、粉末の着色まで見ていきましょう。

緑川 カナ 先生(普段) 緑川 カナ 先生

今日は消火薬剤の規格。
中身の薬剤にも細かい基準があるのよ。

麦倉 ふわり(びっくり) 麦倉 ふわり

ふぇぇ、中身にまでルールがあるんですねぇ。

緑川 カナ 先生(笑顔) 緑川 カナ 先生

ええ。
まず強化液。
これは炭酸カリウムの水溶液で、アルカリ性なの。
凝固点が低いから寒さに強いのが特徴よ。

黒崎 サニー(普段) 黒崎 サニー

凝固点が低い?
要は凍りにくいってこと?

緑川 カナ 先生(普段) 緑川 カナ 先生

その通り。
だから冬でも使いやすいの。
次に泡消火薬剤は、規定どおりに発泡する性能が求められるわ。

栗原 せな(普段) 栗原 せな

補足すると、粉末消火薬剤は湿気で固まらないよう防湿処理がされ、一定の粒度に整えられている、という理解で合っていますか?

緑川 カナ 先生(笑顔) 緑川 カナ 先生

完璧よ。
しかも粉末は種類ごとに色分けされているの。

黒崎 サニー(びっくり) 黒崎 サニー

色分け!?
どれが何色なの?

緑川 カナ 先生(普段) 緑川 カナ 先生

ABC用のりん酸アンモニウムは淡紅色、炭酸水素ナトリウム系は白色、炭酸水素カリウム系は紫色よ。

麦倉 ふわり(笑顔) 麦倉 ふわり

淡紅色…ピンクっぽい粉なんですねぇ。
えへへ、ちょっとかわいいですぅ。

栗原 せな(普段) 栗原 せな

つまり色を見れば粉末の種類が判別でき、これらの薬剤も検定の対象になっている、ということですね。

緑川 カナ 先生(笑顔) 緑川 カナ 先生

そういうこと。
薬剤の性質と着色、セットで押さえておいてね。

確認クイズ

消火薬剤の規格に関する記述として、誤っているものはどれか。

  1. 強化液は炭酸カリウムの水溶液でアルカリ性である
  2. ABC粉末(りん酸アンモニウム)は淡紅色に着色されている
  3. 粉末消火薬剤は湿気を吸いやすいように処理されている
  4. 炭酸水素カリウム系の粉末は紫色に着色されている
こたえを見る

正解: 3. 粉末消火薬剤は湿気を吸いやすいように処理されている

正解は3。粉末消火薬剤は、湿気を吸って固まらないよう防湿処理が施されます。「湿気を吸いやすいように処理」という記述は逆で誤りです。強化液の性状や粉末の着色は記述のとおりで正しい内容です。

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