消火器の中身である消火薬剤にも、規格で細かい基準があります。強化液・泡・粉末それぞれの性質や、粉末の着色まで見ていきましょう。
今日は消火薬剤の規格。
中身の薬剤にも細かい基準があるのよ。
ふぇぇ、中身にまでルールがあるんですねぇ。
ええ。
まず強化液。
これは炭酸カリウムの水溶液で、アルカリ性なの。
凝固点が低いから寒さに強いのが特徴よ。
凝固点が低い?
要は凍りにくいってこと?
その通り。
だから冬でも使いやすいの。
次に泡消火薬剤は、規定どおりに発泡する性能が求められるわ。
補足すると、粉末消火薬剤は湿気で固まらないよう防湿処理がされ、一定の粒度に整えられている、という理解で合っていますか?
完璧よ。
しかも粉末は種類ごとに色分けされているの。
色分け!?
どれが何色なの?
ABC用のりん酸アンモニウムは淡紅色、炭酸水素ナトリウム系は白色、炭酸水素カリウム系は紫色よ。
淡紅色…ピンクっぽい粉なんですねぇ。
えへへ、ちょっとかわいいですぅ。
つまり色を見れば粉末の種類が判別でき、これらの薬剤も検定の対象になっている、ということですね。
そういうこと。
薬剤の性質と着色、セットで押さえておいてね。
確認クイズ
消火薬剤の規格に関する記述として、誤っているものはどれか。
- 強化液は炭酸カリウムの水溶液でアルカリ性である
- ABC粉末(りん酸アンモニウム)は淡紅色に着色されている
- 粉末消火薬剤は湿気を吸いやすいように処理されている
- 炭酸水素カリウム系の粉末は紫色に着色されている
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正解: 3. 粉末消火薬剤は湿気を吸いやすいように処理されている
正解は3。粉末消火薬剤は、湿気を吸って固まらないよう防湿処理が施されます。「湿気を吸いやすいように処理」という記述は逆で誤りです。強化液の性状や粉末の着色は記述のとおりで正しい内容です。