鋼は加熱と冷却の仕方を変えることで、硬さや粘りを調整できます。代表的な四つの熱処理を整理します。
今日は鋼の熱処理を学ぶわね。
加熱と冷却の組み合わせで、鋼の性質を自在に変えられるのよ。
刀を作るとき、真っ赤に熱して水にジュッてやるやつ?
あれも熱処理?
まさにそれが焼入れよ、サニーちゃん。
高温に加熱してから水や油で急冷すると、鋼はとても硬くなるの。
補足すると、焼入れで硬くなった鋼はもろくなりがちです。
そこで次の処理が必要になりますね。
そう。
焼入れのあと、もう一度低めの温度に加熱してゆっくり冷ますのが焼戻し。
硬さを少し落とす代わりに、粘り強さを与えるの。
ふぇぇ〜、焼入れで硬く、焼戻しで粘りを足す…セットなんですねぇ。
よく分かったわね。
逆に、加熱してからゆっくり冷まして軟らかくするのが焼なまし。
加工しやすくしたり、内部のひずみを取ったりするのよ。
もう一つ、焼ならしは加熱後に空気中で冷やし、組織を均一に整える処理だと理解しています。
その通り。
焼入れは硬く、焼戻しは粘り、焼なましは軟らかく、焼ならしは組織を標準に、と対で覚えるといいわ。
要は、冷やし方が速いほど硬くなって、ゆっくりほど軟らかくなるってことか!
確認クイズ
鋼を高温に加熱したのち急冷して、硬くする熱処理はどれか。
- 焼なまし
- 焼ならし
- 焼入れ
- 焼戻し
こたえを見る
正解: 3. 焼入れ
正解は3。加熱後に急冷して硬くする処理は焼入れです。焼戻しは粘りを与え、焼なましは軟らかくし、焼ならしは組織を整えます。