力を図で正しく表すには『大きさ・向き・作用点』の三つが欠かせません。複数の力を一つにまとめる合成と、一つを分ける分解も、機械を理解する第一歩です。
先生、力ってさ、強さだけ分かればいいんじゃないの?
腕相撲なら『どれだけ強く押すか』が全てじゃん!
ふふっ、それだけじゃ足りないのよ。
力を正しく表すには力の三要素が必要なの。
大きさ、向き、作用点の三つね。
補足すると、作用点は力がはたらく点、向きは力の働く方向、大きさは力の強さです。
矢印で描くと、長さが大きさ、矢の向きが向き、根元が作用点を表します。
なるほど、同じ強さでも押す向きが違えば結果が変わるもんね。
バスケのパスも方向が命だし!
その通り。
次に、二つ以上の力を一つにまとめることを合成といって、その結果を合力と呼ぶのよ。
ふぇぇ〜、力を足し算するんですかぁ?
同じ向きならそのまま足すの。
でも向きが違うときは平行四辺形の法則を使うのよ。
二つの力を二辺とする平行四辺形の対角線が合力になるの。
逆に、一つの力を二つに分けることを分解といい、分けた力を分力と呼びます。
斜面上の物体を考えるときによく使いますね。
要は、合成は『まとめる』、分解は『バラす』ってことか!
坂道でボールが転がるのも、重力を坂に沿う向きと垂直な向きに分けて考えるんだね。
よく理解したわね。
特に直角に交わる二つの力なら、合力の大きさは三平方の定理で求められるのよ。
えへへ、直角三角形の一番長い辺ですねぇ。
確認クイズ
大きさ3Nと4Nの二つの力が、互いに直角にはたらくときの合力の大きさはいくらか。
- 1 N
- 5 N
- 7 N
- 12 N
こたえを見る
正解: 2. 5 N
正解は2。直角にはたらく2力の合力は三平方の定理で求めます。√(3²+4²)=√25=5Nです。