応力ひずみ線図と安全率・許容応力

比例限度・降伏点・引張強さの流れと、安全率=引張強さ÷許容応力の考え方を学びます。

編集・検証: 消防設備士乙6スタディ編集部 公式情報: 消防試験研究センター公式サイト 制作・検証方針

材料を引っぱりながら応力とひずみを記録すると、材料の性質を表す曲線が得られます。安全に使うための安全率もあわせて学びます。

栗原 せな(普段) 栗原 せな

先生、金属を引っぱっていくと、応力とひずみの関係が曲線を描くと聞きました。
これが応力ひずみ線図ですか?

緑川 カナ 先生(笑顔) 緑川 カナ 先生

そうよ、せなさん。
軟鋼を引っぱると、はじめは応力とひずみが比例して直線になるの。
この限界が比例限度ね。

緑川 カナ 先生(普段) 緑川 カナ 先生

さらに引っぱると、力を除いても元に戻る限界の弾性限度を越え、やがて応力があまり増えないのに伸びる降伏点が現れるの。

黒崎 サニー(普段) 黒崎 サニー

降伏って、材料が『もう限界〜』って音を上げる感じ?

緑川 カナ 先生(笑顔) 緑川 カナ 先生

面白い表現ね、まさにそんな感じ。
そのあと応力は最大値に達するの。
この最大の応力が引張強さよ。

麦倉 ふわり(びっくり) 麦倉 ふわり

ふぇぇ〜、そんなにたくさん段階があるんですねぇ。

栗原 せな(普段) 栗原 せな

では、実際に材料を使うときは、この引張強さぎりぎりまで使ってよいのですか?

緑川 カナ 先生(普段) 緑川 カナ 先生

いいえ、それは危険なの。
安全のために余裕を持たせた許容応力までしか使わないのよ。
そして安全率=引張強さ÷許容応力、で表すの。

栗原 せな(普段) 栗原 せな

つまり、安全率の値が大きいほど余裕が大きく、安全側の設計になる、という理解で合っていますか?

緑川 カナ 先生(笑顔) 緑川 カナ 先生

合っているわ。
ふふっ、大事な設備ほど安全率を大きく取る、と覚えておくといいわね。

確認クイズ

引張強さが400MPaの材料を、許容応力100MPaで使うときの安全率はいくらか。

  1. 0.25
  2. 4
  3. 300
  4. 500
こたえを見る

正解: 2. 4

正解は2。安全率=引張強さ÷許容応力=400MPa÷100MPa=4です。値が大きいほど安全側になります。

🔖 この記事の関連書籍

Amazonアソシエイトリンクを含みます。他分野は おすすめ書籍ページ へ。