圧力には基準の取り方が二通りあります。大気圧を基準にするゲージ圧と、真空を基準にする絶対圧。消火器の内圧管理にも直結する内容です。
先生、天気予報で聞く大気圧とは、空気の重さによる圧力のことで合っていますか?
合っているわ、せなさん。
地表では空気の柱の重さがかかっていて、標準的な大気圧はおよそ101.3kPaなの。
空気ってそんなに押してるの!?
ふだん感じないのはなんで?
体の内側からも同じくらいの圧力で押し返しているから、つり合って感じないのよ。
さて、圧力の測り方には二通りあるの。
一つはゲージ圧、大気圧を基準(ゼロ)とした圧力ですね。
タイヤの空気圧計が示すのはこれだと理解しています。
その通り。
もう一つが絶対圧で、完全な真空を基準(ゼロ)にした圧力なの。
関係式は、絶対圧=ゲージ圧+大気圧、よ。
ふぇぇ〜、じゃあゲージ圧がゼロでも、絶対圧は大気圧のぶんだけあるってことですかぁ?
よく気づいたわね、ふわりちゃん。
ゲージ圧ゼロは『大気圧と同じ』という意味で、絶対圧はゼロではないの。
要は、ゲージ圧は大気圧を『ゼロ点』にした目盛りで、絶対圧は真空を『ゼロ点』にした目盛りってことか!
その理解で正しいです。
消火器の内圧を示す指示圧力計もゲージ圧で表示され、規定の範囲に収まっているかを点検します。
確認クイズ
ゲージ圧が200kPaのとき、絶対圧はおよそいくらか。大気圧を約100kPaとする。
- 100 kPa
- 200 kPa
- 300 kPa
- 20000 kPa
こたえを見る
正解: 3. 300 kPa
正解は3。絶対圧=ゲージ圧+大気圧=200kPa+100kPa=300kPaです。