水に炭酸カリウムなどを溶かした薬剤が『強化液』です。凍りにくく寒冷地に強いのが特長で、霧状にすると適応火災の幅が広がります。
先生、強化液消火器は水消火器とどこが違うのでしょうか。
強化液消火器は、水に炭酸カリウムなどを溶かしたアルカリ性の水溶液を使うのよ。
水にわざわざ何か混ぜるメリットって何なの?
まず凍りにくいこと。
おおよそマイナス20℃でも凍らないから、寒い地域でも使えるの。
ふぇぇ、寒くても凍らないの、便利ですぅ。
消し方は水と同じなんですかぁ?
主作用は水と同じ冷却効果。
それに加えて、霧状にすると抑制効果も期待できるのよ。
適応火災はどう変わりますか。
棒状と霧状で違うのですよね。
棒状はA火災(普通火災)向き。霧状にするとA火災に加えてB火災(油)・C火災(電気)にも適応できるの。
霧状にするだけでA・B・C全部いけるの、めっちゃ優秀じゃん!
そうなの。
だから寒冷地や幅広い火災に向く消火器として重宝されているのよ。
つまり霧状強化液は万能寄り、棒状は普通火災中心、という理解で合っていますか?
その理解でいいわ。
整理が上手ね。
確認クイズ
霧状に放射した強化液消火器が適応する火災の組合せとして正しいものはどれか。
- A火災のみ
- A火災とB火災のみ
- A火災・B火災・C火災
- C火災のみ
こたえを見る
正解: 3. A火災・B火災・C火災
正解は3。霧状放射の強化液消火器は普通火災(A)・油火災(B)・電気火災(C)に適応します。棒状はA火災が中心です。