2種類の薬剤を反応させて泡と二酸化炭素を発生させるのが『化学泡消火器』です。本体を転倒させて薬剤を混合するのが特徴で、維持管理にもクセがあります。
せんせぇ、化学泡消火器って、機械泡とどう違うんですかぁ?
泡の作り方が化学反応なのよ。化学泡消火器は外筒と内筒に別々の薬剤が入っていて、混ざると反応して泡が出るの。
薬剤の中身を正確に押さえたいです。
何が入っているのでしょう。
外筒のA剤は炭酸水素ナトリウム、内筒のB剤は硫酸アルミニウム。
この二つが反応するの。
混ざると何が起きるの?
勢いよく泡が出るイメージ?
反応で二酸化炭素のガスが発生して、それが泡になって噴き出すのよ。
だから使うときは本体を逆さにするの。
混合方式にも種類がありますよね。
ええ。
ひっくり返す転倒式、キャップの封を破ってから倒す破がい転倒式、レバーで内筒のふたを開けてから倒す開がい転倒式があるわ。
お手入れは大変なんですかぁ?
薬剤が水溶液で劣化するから、原則1年ごとに薬剤を詰め替えるのよ。
使用温度もおおむね5℃以上が目安なの。
手間はかかるけど、A火災もB火災もいけるんだよね?
その通り、A火災とB火災に適応するわ。
ただし電気火災には不適よ。
確認クイズ
化学泡消火器の薬剤の組合せとして正しいものはどれか。
- 外筒:硫酸アルミニウム/内筒:炭酸水素ナトリウム
- 外筒:炭酸水素ナトリウム/内筒:硫酸アルミニウム
- 外筒:りん酸アンモニウム/内筒:炭酸カリウム
- 外筒:炭酸水素カリウム/内筒:硫酸アルミニウム
こたえを見る
正解: 2. 外筒:炭酸水素ナトリウム/内筒:硫酸アルミニウム
正解は2。化学泡消火器は外筒A剤が炭酸水素ナトリウム、内筒B剤が硫酸アルミニウムで、両者の反応で二酸化炭素の泡を発生させます。